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タミフルは感染の疑いがある時でも現状を維持し治癒

タミフルは、シアリダーゼ阻害薬に分類される抗インフル薬であり、国や地方自治体ではパンデミックに備えてリレンザとともに備蓄が進められている医薬品です。
タミフルは、ウイルスのスパイクタンパクのシアリダーゼの働きを鈍化させる事で、感染細胞内で増殖したウイルスの遊離を阻害して他の健康な細胞への拡大感染を抑制します。結果として、体内のウイルスの総量を増やす事無く現場を維持し、発症の遅延や病状の悪化を抑える効果があります。タミフルやリレンザなどのシアリダーゼ阻害薬は、ウイルスに対して直接攻撃する薬理効果は無い為、ウイルスの急激な増殖のピークとなる発病後2日以内に服用する必要性があります。タミフルは、ウイルスの急激な増殖を阻害する事で現状を維持して悪化を抑制する医薬品なので、発病後2日以降の服用は薬理効果が無いとされています。その為、感染の疑いがあるケースには、速やかに服用する必要性があります。
又、タミフルは、インフルの治療薬としてだけでは無く予防薬としても有効とされ、インフルの感染者や感染の疑いのある患者との接触後2日以内に服用を開始すれば、発症率を2%以下まで抑制する効果があるとされています。インフルのウイルスは、体内で7日~10日間生存するので、1日1回の服用を7日~10日間の予防服用する事で、感染の疑いがあるケースでも現状を維持しインフルの症状が発現する事無く治癒するケースがあります。タミフルを予防薬として服用中は、部屋の換気や感染者との接触を避けるなど新たにウイルスを体内に取り込まない様に気を付ける必要があります。
タミフルは、インフルの予防薬としては有効ですが、予防接種の代用とはならないので流行シーズン前に接種して、インフルに罹患した場合に重症化しない様に抗体を形成しておくべきです。